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怖い俳句 [本の紹介]

図書館で『怖い俳句』(著:倉阪鬼一郎)という本を見つけて読んでいたら、思いがけず「河本緑石」という名前がありました。
この本は、芭蕉から現代俳句に至るさまざまな俳人の文字通り〝怖い〟俳句を集めて解説したものですが、その中の「第七章 自由律と現代川柳」に緑石の句が取り上げられていました。

   死んで俺が水の中にすんでる夢だつた

これは怖いです。
緑石が水死したことを考えると、何か将来を暗示しているような印象を受けます。
もちろん、本文ではこの本で初めて緑石を知った人にもある程度人物像がわかるように解説がされており、緑石の最期や『銀河鉄道の夜』のカムパネルラの死との類似などにも触れられています。

そして、「いま少し世に知られてもいい俳人ではないでしょうか」と結ばれています。
まったく同感です。

機会がありましたら、是非一度ごらんください。

怖い俳句 (幻冬舎新書)

怖い俳句 (幻冬舎新書)

  • 作者: 倉阪 鬼一郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2012/07/28
  • メディア: 新書



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コメント 2

kabu

読んでみたいと思い隣県の図書館の蔵書を検索しましたがありませんでした。地元の図書館にお願いしてみます。

鳥取では尾崎放哉さんの顕彰行事がさかんで、わたしもチャンスがあれば見学したり参加したりさせていただいてますが、そのつながりに緑石さんあり賢治さんあり…嘉内さん、そしてazaleaさんへと連綿とつらなり、なにか不思議な感じがします。

いい本に出会えると幸せな気持ちになれますね。
またazaleaさんのアンテナに引っかかる本があればご紹介ください。
by kabu (2014-02-23 00:25) 

azalea

それは残念でした。あまり売れていない本なのかも知れませんね。
ちなみに『怖い俳句』では、尾崎放哉さんの句も、荻原井泉水さんの句も取り上げられています。
緑石さんの最期に関する記述には、ちょっと違う部分もありますが、それは著者の方が参考にした文献がそうなっていたのでしょう。それだけ、緑石さんの人物像が一般にはまだ十分に知られていないということなのだと思います。
近くの図書館で取り寄せてもらえるといいですね。
by azalea (2014-02-23 22:23) 

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